《精神障がい者手帳》の葛藤
《障がい者手帳》
障がい者手帳を申請するまでに、2〜3年くらい葛藤しました。
若い時から、電車や人混みが多い場所に行くと、息が苦しくなり、動悸がして、過呼吸の発作をよく起していました。
他にも、めまいがして、天井がぐるぐる回る感覚、船に乗っている様な自分が揺れているのではなく、周りが揺れている様な感覚、そして吐き気がして、結果 倒れてしまう。
いわゆる〈パニック障害〉
『障がい者手帳を申請しましょう』
主治医の先生に言われた時、とてもショックでした。
主治医の先生に対しても、
『先生は私を障害者にしたいのですか?』
『私は健常者です。障害者にしないで下さい。』
『お薬を飲めば、落ち着きます。』
発作にも前兆があり、発作の前兆を感じると、すぐにお薬をすぐに飲み、深呼吸をして、体を楽にして安静にする。
自分なりの対処法は、見つけていたつもりでした。
その間、入退院を繰り返し、主治医の先生とも話し合いながら、障がい者手帳を申請する決意をしました。
当時の主治医の先生には、とても煩わしい想いをさせてしまいました。
当時の私?今でも?プライドが高く受け入れ難かったです。
今でも、医療機関に行く時くらいしか、使う事がありません。
私は、病気になった当時も、今でも病気に見られた事がありません。
しんどい時、辛い時は、お家に引きこもり、誰とも会う約束はしません。
病院以外の外出は、一切しませんでした。
少し体調が良い時は、綺麗に着飾り、お化粧をしてお出掛けをします。
きっと、プライドの高さが、そうさせているのだと思います。
でも万が一の時、持っていると、とても有り難いです。
障がい者手帳
今でも葛藤しながら、でも 持つ事によって得られる福祉や安心感。
矛盾しながら生活を送っている私がいます。
しかしながら、精神障害者とみなされる リスクを考慮しても、申請して良かった。
と今では思える様になっています。