ハグの安心感
15年くらい前に、うつ病と診断されて、会社を休職したばかりの頃、とても悲観的な気持ちでいっぱいでした。
冷蔵庫の音や時計の針の音、今まで気にもしなかった音が、耳障りになっていった。
当時、暮らしていたマンションの周りには、鳩さんが多く、鳩さんに悩まされた。
姉と一緒にいた時に、鳩さんがベランダ付近にいるだけで、涙が止まらず泣いている私の姿を見て、
『大丈夫。大丈夫やで』
と 姉が、鳩さんを追い払い、ギューッとハグをしながら、背中をさすってくれました。
初めてハグの安心感を知った日でした。
姉は『大丈夫。大丈夫やから』
と大泣きしている私にハグをしただけ…
と言っている。
大人になってから、特に日本では挨拶のハグの文化もないので抵抗感があります。
ただハグをして貰うだけで、こんなにも心が安らぎ落ち着く事を知りました。
肩甲骨と肩甲骨の間を温めると、1番体が温まる
と聞いた事があるけど、それと共通していたり、赤ちゃんの時に抱っこしてもらって、背中をさすってもらったり
それも共通しているのかな?と思ったりします。
ご家族やお友達が、パニック障害やうつ病で、パニック状態になって、泣いてどうして良いかわからない時、ご家族や同性の友人、彼氏 彼女の間柄なら、
ハグをして背中をさすってあげてみて下さい。
ハグが抵抗があるのなら、背中をさするだけでも…
私は、今でもハグして貰う事が、どんな言葉よりも、何より1番安心して落ち着けます。